2017年01月31日

ヤバイのかヤバくないのか?

黄熱病予防接種のイエローカードのことを考える。

今日の話は仮にの話だ。
事実かどうかは別にした話だ。

例えばだが、貧困国で隣の国に行くにはイエローカードの提示が必要な国があるとする。例えばアフリカのマラウィみたいな国だ。
イエローカードの提示の必要性ってのは、それぞれの国が勝手に決めている。
WHOの定める黄熱感染国は基本的に提示が必要だ。
感染国以外でも、感染国に入国した経歴のある人間には提示を求める。
そして、もう一つのパターンが感染国ではないが、隣接国も危険とみなし、そこに入った者には提示を求める。

例えばタンザニアは非感染国なので、入国時には問題ないが、一度タンザニアに入っていると、南アフリカやザンビア、ナミビアなどではイエローカードの提示を求められる。

そうなると、提示を求められる国と隣り合っている国ではイエローカードの取得の需要が出てくる。

この黄熱病の予防接種のワクチンというのはかなり厄介なやつで、保管や移動が骨が折れるらしい。
それで、日本みたいな先進国でさえ摂取可能な場所は10もないほどだ。

そんな厄介なワクチンを貧困国で扱うのは実に大変だ。
しかし、需要はある。
そうなると、ワクチンを打たずにイエローカードだけ出すというのも現実的に出て来てしまうかもしれない。
あくまで仮にの話だ。
例えば5ドルくらいで、ほんの5分ほどで、町の個人医院なんかで。

そういうのは由々しき問題だが、じゃあ、ワクチンを取り寄せるとなると、すこぶる厄介で、もはや現実的ではなく、国立中央病院だけでしようとなると、需要に対して明らかに供給が足りなくなり、いよいよ非現実的になるというのも事実なのだろう。

マラリアや結核の問題にしても、どんどん治療薬が効かない抗体を持つ病原体が増えるのは、本来であれば、数種類併用して使うことでどれかに抗体を持ったものが突然発生してもたたけるのだが、現実問題として、数種類併用することなど貧困国では現実的に難しいのだ。

だから、本来は、黄熱を拒否するからには、拒否する国の方が空港や国境で予防接種が可能であるようにするのが筋だろうと思う。
そのほうが旅人も楽だ。
黄熱の予防接種は十日たたないと効果がないとは言うが、十日以内に即感染するなんてのは実に可能性が低い。

基本的に、入国拒否をするのは豊かな国の方だ。
うちの国はクリーンなんだからヤバイ病気を持ち込まないでくれというわけだ。

まあ、イエローカードについては少々謎だ。
数ある病気の中で、黄熱病だけそこまで言うべき病だろうか。
マラリアなんかの方がはるかに危険で深刻な病気だと思うのだが、別にマラリアに関しては予防薬や治療薬などの携行について何の規則もない。

そういえば、蚊にも随分かまれているけれど、まだマラリアは大丈夫らしい。
マラリアは本当に相当つらいとのことなので、感染しないよう祈るばかりだ。
「ネット使えば大丈夫だよ!」
なんて宿の人間は必ず言うけれど、ネットがあってもみんな一度ならず感染しているのが現実だ。
蚊帳ってのは使わないよりは良いにせよ、やっぱり完全に防ぐのは難しい。一匹くらい入ってしまう。

いかんともしがたい現実。
アフリカは本当に日々、そういうことに直面する。

朝から村の前で男たちが普通に家畜を屠殺していたりする。
当然、ハエがいっぱいいる。
屠殺後も食べるまでは肉は店の先にぶらさげられている。
ヤバイかヤバくないか。
ヤバイに決まっている。
本当だろうか。
案外、ヤバイと思いこむ僕らのほうがヤバイのか。

まあ、そんなこんな。
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2017年01月28日

マラウィ人は貧しいのか?

マラウィのバーにて。
キャンプは良い。
ただ、キャンプなんてのは異邦人しかしない。
その点、ローカルの宿は良い。バーが併設されていればベスト。併設じゃなくとも宿のある町にはバーがある。

まさかの世界最貧国マラウィでビールを一本御馳走してもらった。
隣で飲んでた男だ。

マラウィは本当に世界最貧国なのか。
この問題を考えてみる。

一つにいかに貧乏な国でも、富裕層はいるし、富裕層とまで言わずとも中より上の人々はいる。
特に宿のある程度の規模の町、村というのは便利だし、そのエリアの富裕層はそこに住んでいる。

一つにビールはカールスバーグ350ミリリットル瓶で550クワチャ。1ドルが約700クワチャだ。
ちなみにビールはカールスバーグだ。マラウィ国内にもブルワリーがあるとのこと。
マラウィでは、ローカルなレストランなら千クワチャはしない。
路上で買える揚げパンは小さいものは50クワチャ、大きいものなら100クワチャ。
米は一合か二合で300クワチャ。器いっぱいで量る。
宿はローカルも使う少々小奇麗なところで4000クワチャ前後。探せばもっと安いところもあろうが、いかんせん衛生面の心配がある。眠る食うについては自転車旅はいくらかかけても良い。なんせエンジンは自分の体で疲労を抜くのは最も大事なことだ。

ミネラルウォーターは2リットルで550クワチャ。
地域にもよるだろうが、今日の町では現地人も水道水は良くないのでミネラルウォーターがベターだと言っていた。
リゾートキャンプなどでは、フィルターなどの設備を整えているのか、問題なく飲めると言われる。

これらを総合して、ビールの550クワチャ、約80円は彼らにとって高いのか安いのか。

まあ、無難な話だが安くはないが別段高くはなかろう。ミネラルウォーターにせよ、食事にせよ、1ドルくらいはするのだ。

今日のバーでの彼らの飲み方を見るに二千クワチャ前後くらいが一人辺りの落とす金額の平均だろう。
もちろん、千クワチャで帰るものもいるし、ビール一本で帰るものいる。
ただ、二本以上飲む人の方が多い。

彼らは特別に富裕層なのか?

また一つ。
「僕はマラウィはとても好きだよ、湖もキレイだし、何より人が良い。すごく安全に安心して旅できる。道行く人でさえ笑いながら挨拶を交わしてくれる」
お世辞抜きにマラウィは最高に良い国なのだ。平和な象徴とさえ言っても良いと思う。
「全くだね、ミスター、マラウィは良い国さ。ただ一つの問題はお金だけだね」

マラウィの貧困というのは非常に分かりにくい。
というのも、農業には恵まれている土地なので、食うにはあまり困らないらしいのだ。

ただ、タンザニアと比較すると、車は圧倒的に少ないし、スマホを持ってない人も多い。
タンザニアではサムスンのギャラクシーを持つ人も少なからずいたし、ボタン式の安いケータイならたいてい誰でも持っていた。
ただ、マラウィではスマホもボタン式の安いケータイも持っていない人も多い。
やはりお金の面では、タンザニアと比較しても目に見て分かるほど貧しいらしい。

さて、改めてビールをごちそうされたことを考える。
僕の考えでは、金欠時でも、大量じゃないにせよ、週に一度くらいはのんびり飲みたいし、気に入った人には一杯おごりたくなる。
それが出来る人も幾人かはいるというのがマラウィの事実だろう。
もちろん、彼はガバメント、政府の役人の高給取りかもしれない。
日本以上に、貧しい国ではガバメント、公務員として働くってのは、トップクラス、富裕層だということを表す。
「へー、日本人かー。日本人ってみんなお金なんでしょ?やっぱりガバメントで働いてるの?」
と聞かれるほどに、ガバメント=金持ちらしい。

対して一見普通の人でもギブミーマネーで、ほんの10円足らず、50クワチャでもあげればすこぶる嬉しそうにする。

難しいのは、その金額がありがたいと思って感謝してくれるのか、或いはほんの僅かであろうと恵んでもらえた事自体への感謝なのか。
この辺は英語力乏しい僕には聞けないし、彼らにも当然ながら、誇りはあり、安易には聞けないところだが。
ただ、路上のパンを売る人々が大きいものでも一つ100クワチャ、20円にも満たない金額で売っているところを考えれば、10円だって庶民にはありがたい金額なのかもしれない。

まあ、安易には言えない。
ただ、僕はやはり彼らは心に関しては我々日本人より圧倒的に豊かだと思うのだ。
少なくとも決して安くはないビールを旅人に御馳走できる。

それは金銭的な話以上に人が人を愛する力とか、人間にとってすこぶる重要な気持ちの有無の問題だと思う。

ねむい。
そんなこんな。

じてぼんも、よろしく。
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2017年01月21日

素晴らしきマラウィ。

20170121

マラウィに感動している。
とにかくマラウィはマラウィ湖だ。縦の長さは600キロ、東京~大阪の距離を越える巨大な湖。
そのわきには素晴らしいキャンプサイトが点在すると言う。
その一つに今夜は泊まっている。
トイレも水洗だし、レストランもある。
支配人らしい男は非常に紳士で優しい。
カロンガという町の北のビーチチェンバーというキャンプサイト付きのモーテルだ。

人々も国もとんでもなく貧乏だ。世界最貧国の一つとされるほどだ。
なんせ産業がないし、資源も特にない。湖が国の大半を占める。
しかし、貧乏も底を抜けると人間ってのは爽やかになるのだろうか。
ギブミーマネーはタンザニアよりはるかに多く言われるが、全く苛立たない。
こじき、ホームレスみたいなみじめさは不思議なまでにない。
挨拶の一部として何となく言うような具合だ。
タンザニアのギブミーマネーは本当に金くれという感じだったが、マラウィでは貧乏が板についているせいか、全く嫌な感じがない。もちろん、金は本当に欲しいのだろうが。
さわやかなのだ。

ハイビスカスの樹の下でカールスバーグを一ドルほどで飲みつつ、足下に亀なんかいたりする。

日本の子どもたちに教えてあげたくなる。
「分かるか、これが大人の夏休みだぜ。金と時間を全力でぶっこんで名前も聞いたことのないような異国の地でバカンスをたしなむ。大人が本気出したらすごいんだぜ」
なんて。

まあ、本当に素晴らしい。

マラウィはのんびりとキャンプサイトめぐりかなと思う。
道はさすがの貧乏国、舗装は良くないが、自転車としてはなんら問題ない。
車もオートバイも少ない。
農業国なので田畑が美しい。牛がふらふらしている。
これぞ楽園。

まあ、どういう道が人の好みかにもよるので一概には言えないにせよ、僕は最高にマラウィは気に入っている。

じてぼんもよろしく。
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そんなこんな。

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2017年01月14日

圧倒的に豊かな。

20170113

半休ということにして、昼過ぎに走行を終えて村の宿に入り、ダラダラしたり、ビールを飲みに出たりしている。

午前中、首都ドドマをあっさり過ぎる。
特に用事はない。
眼鏡の予備なんか作れれば良いけれど、まあ、一週間は掛かるだろう。メガネは壊れない。そう信じる。
まあ、三ヶ月のうちにメガネが壊れるなど、人生の中でも滅多にないことだ。杞憂なるものだ。

アルーシャなんかは、結構な街で、特に国際的な大手の家電メーカーの店舗なんかも多かったし、観光拠点の街でもあるので何か補充できるかもと思ったが、ドドマは、まあ、首都だからある程度は街だが、まあ、首都にしてはしょぼい。
そんなわけであっさりスルー。

というか、ザンビアのルサカまでしばらくしょぼい街しかないんだろうな。

ーーー

路上でサソリがぺったんこになっているのを時々見掛けるようになる。
ぺったんこのサソリの写真なんか撮ってもなぁと思いつつ、夜行性だし、なかなか出会わないかな、とりあえず靴の中にいないかはチェックしとこう、と。

ハリネズミみたいなやつな死体はモシの手前辺りからあったが、あれもやはり生きているのはまだ遭遇していない。
動物としては、アフリカっぽい猿や鳥くらいは時々見たりもした。

ーーー

それにしてもアフリカは本当に人と動物が近い。
飯を食ってても足元を鶏が歩いているし、牛の糞はしょっちゅう道路に落ちている。
マサイの子供なんかが棒を片手に牛なんかの群れの後ろを歩き、群れの進む方向を上手く導く。
その絵は、日本などの先進国みたいに人間が圧倒的に上ということはなく、とにかく距離感が近い。
なので、牛たちはよく言うことを聞く。
時には、犬なども連れていて、この犬たちも非常によく人の言うことを聞く。
言うことを聞くというより、とても自然に人とともに動く。
日本のペットのしつけなどとは違う。人間も動物に近いし、動物も人間に近い。
もちろん、動物と人間のボーダーはあるにせよ、「服従させるべきもの」という感じではない。

日本でペットをかわいがるなどとは違う。
ペットを可愛がるのは、やはり愛玩だ。やはりペットは所有物であり、人の思うようにコントロールしたい。
しかし、アフリカでは生きるパートナーなのだ。
可愛がったりすることも時にはあるのかもしれないが、それ以上に、日々、共に歩き、共に生きている。
囲いを作ってそこから逃げないように育てるのではない。
囲いなどない大地を共に歩く。

ジョージオーウェルの動物農場なんかは、まさに農場、圧倒的に優位な人間が動物を所有するのを前提にしているが、アフリカの放牧ではあの作品は成り立たない。

ーーー

ぼんやりしていると、誰かが、おい、どこから来たんだ、なんて話になる。そこからギブミーマネーになったり、飲みに行こうで、一本おごることになったりもあるが、全くそうじゃないこともある。
一本おごるにしたって、電話番号を聞いてくるから教えてやると、翌日の朝、ちゃんと電話してきて、
「見送りに行くよ。え、もう出ちまってるのか?!まあ、また来いよ!」
みたいなことを言ってくれる。

ーーー

そういうのは生きているということが詰まっている。
そう、アフリカで最も重要なのは「命」なのかもしれない。
お金もケータイも好きだけれど。
動物を始め、見ず知らずの自転車のやつにせよ、とにかく生物、命というのこそ彼らの最も大事なものなのかなと感じさせられる。
暇でも家の中にいないでどこかしら外にいて、誰か人と共に過ごす。

僕なんか日本人だなと思う。
疲れて半休にしたけれど、宿でゴロゴロと日記など書いたり昼寝したり。
まあ、疲れているのもあるにせよ。
日本人的だ。
休みは家でゴロゴロして過ごします、みたいな。

彼らにはほとんど財産、所有物みたいなものがない。
ある人もいるし、まあ、ケータイ大好きではあるにせよ、車など夢のまた夢だ。
カバンを持つというのをあまり見掛けない。

もしかすると、彼らにとってケータイは、車は持てないにせよ、唯一、自分たちでも手の届く豊かな先進国のアイテム、憧れっていうのもあるのかもしれない。

本当に圧倒的に豊かな精神性だ。

そんなこんな。

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2017年01月13日

元気でいること。

今日は長かった。
八時には走り始めて、夕方六時過ぎまで宿のある村に辿り着けなかった。

日本を走るときと違うのは、必ず翌日の体力を残さねばならない。
翌日走るためにも、そして、マラリアにかからないためにも。

不思議なことにマラリアというのは、気の持ちようでかなり発症を防げるなどと自転車乗りの間では言われている。
もちろん発症することもあるのだが、だいたい大都市について気の緩んだ時とのこと。

「えー、本当かよー?」
どうなんだろう。
マラリアは体内にマラリア原虫が入り発症する病で、体力があって元気な時には勝てるとも聞くが、そんなに弱い病にしては国によっては死亡原因ナンバーワンってのはおかしい。
やはり、元気だったらダイジョーブってことはないだろう。

ただ、やはり元気は一番大事だ。
体内が元気なら病原菌が入ってきても免疫力でやっつけてくれる。

ちなみにマラリアは現地では完全に風土病、日本で言うところやインフルエンザみたいなもので、恐ろしい病だが誰しも一度はかかっている。
「一回かかっとけば安心だよ。一回目は本当きついけど、二回目以降はそうでもないから。ただ、治療しないで慢性化してしまうと一生マラリア持ちになっちゃうから、怪しいと思ったら必ず病院には行くんだよ」
と、モシの元アフリカサイクリストふくださんは言っていた。

マラリアに限らず、海外では元気が全てだ。
元気じゃないと判断力も落ちる。

危険度のボーダーラインは人によって違う。
僕も今回ドドマへの道で、意図的に未舗装の道を選んだ。

未舗装の道っていうのはリスクがある。
体力的にしんどいのはもちろんだし、村や集落も少なくなる。さらに集落があっても交通量が少ない=宿が少ないということでもある。野宿の可能性も高まる。
いろいろ総合してリスクを取らないといけない。

まあ、今の僕に取れるリスクはせいぜいその程度だ。
スラムに行ったり、ローカルの飲み屋で現地人と混ざって深酒してみたりなどは、確かにディープに現地のことを知れるから興味はあるが無理だ。
半袖半ズボンで蚊に噛まれても平気ですよ、とは言えない。
飛行機やバスで行く観光地やそれなりの大きさの町だけまわるなら良いが、小さな村で発症したりすると困る。
まあ、長そで長ズボンでもたくさん噛まれてはいるんだけど、やっぱり幾分かはマシなはずだ。

元気でいるのは、生きていく上で一番大事なことだ。
健全な判断力と身体的パフォーマンス。
多分、それはアフリカに限らず日本でもだろう。

まあ、そんなこんな。

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posted by ちょろり at 23:28| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月12日

癒やしが欲しい。早速疲れた。

アフリカは楽しいは楽しいのだけれど、美しい町ってのがいまいちない。

アルゼンチンが良かったのは、ブエノスアイレスは言うまでもなく、カラファテ、ウシュアイア、カルメンデパタゴネス、あと海沿いの何たらって町、石油を掘ってたところやら、いくつか、「ああ、綺麗だなぁ」っていう町があった。
小さい村でも、真ん中に教会があって、その横に広場があって。

アフリカは、まあ、ずっとアフリカだ。一ヶ月足らずだけど、まあ、ほんとアフリカ。アフリカしかない。いくらか変化はあっても、まあ、アフリカ。

アフリカの町と言うと。
とにかく文明のにおいがない。
そりゃ、綺麗なビルなんかは都市にはあるけど、取って付けただけだ。

村なんかになると、もうほんと文明ゼロ。
飯食ってる足元を鶏が歩いてる。

町や村に癒やしとか安心の要素がない。
別に怖いことなんかはないけれど、
「ああ、やっぱ日本人なんだなー」
って思う。
スタバとかあったら入ってコーヒーなんか飲みたい。
ドドマではちょっとそんな感じの場所も行こうかな。

それにしても、写真を見返してみると、いまいち良い写真が少ない。
町の風景はいらないが、アフリカな空気の道ってのが案外撮れていない。

まあ、早い段階でコンデジも壊れたしね。

一眼レフについては、やはり持って来て正解だったと思っている。
やはり一眼レフは写真に関しては使いやすい。
液晶画面で見るよりファインダーの方がやはり構図なんか取りやすい。

それにしたって、ちょっと写真は頑張らねば。
あまりに良い写真が少なすぎる。

ホームシックなので、やたらと日記を書いてみる。

ま、そんなこんな。

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posted by ちょろり at 04:28| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

やっぱり旅に向いていない。

旅してて毎回思うけど、
「あー、やっぱ旅人向いてないよなー」
って思う。
まあ、寂しい。
フェイスブックもイイねはしてくれても会話じゃないし。
日記は日記で完全に独り言だし。
コメントなどは見れてない。
スマホ壊れてLINEもないし。
だれかフェイスブックでメッセージとか送ってみようか。

本当さっさと帰りたい。牛丼四杯食べたい。いつものバーに行きたい。仕事に行って、誰か知ってる人に会ったりね。

まあ、それもそうか。
自転車旅って孤独だ。
寂しいものだ。
一人きりだもの。ただ走ってるだけで楽しいんだけどね。
そりゃね、寂しいですよ。
楽しいし、休みたいときはいつでも自由に休めて、明日はどこまで行こうかとか、なんでも自由に決められて気楽でいいけど。

日本語どころか英語さえロクに通じないってのは、やっぱり寂しい。
馴染みのバーテンがいて、
「いやね、最近ね、実は僕、タンザニアにいるんすよ。タンザニアって結構面白いところでね、でもね、案外小説って書けないもので、ははは」
などと。
別にそんなにたくさん話さずとも勝手知ったる人がいて、二、三杯お酒を飲むって良いですよね、やっぱり。

日本のバーの雰囲気ってやっぱり好きです。

でも、言葉が通じないってのは気楽でもある。
そう、気楽で良い。
寂しいけどね。
二週間に一度くらいは知り合いとのんびりしたい。

でも、やっぱり気楽は良い。

そんなことを考えていると、
「あー、奥さん欲しいなー」
などと、考える。
家帰ると奥さん。
良いよなー。
でも、めんどくさい気もするなー。
あー、でも、あの子なら良いかなー。
でも、この世の常で、いざ結婚すればそうでもなかったり、そうでもあったり。
やっぱり独り身かなー。
でも、あの子は良いよなー。
結局、日本にいるときと同じようなことを考えている。

しかし、地図を眺めてみると、
「ん?もう20日くらい、三ヶ月のうちの約四分の一くらいの期間なのに、ルートはまだまだ全然残ってるぞ。これは間に合うのか?」
などと思う。
やはり、バスでワープを一発使わないと駄目だろう。チャリのせてとか、荷物パクられないようにとか、いろいろ面倒くさい。

それでも、まだマラウィ、ボツワナ辺りが興味がある。

マラウィは世界で最も貧しい国の一つだそうだ。
貧しいとは何なのか。
僕はまだ目にしたことがない。
マラウィは今回の旅では重要な国だ。

ボツワナに関してはリアルサファリ。
道路で普通に象が出るらしい。ごくまれにライオンに襲われることもあるらしい。

あとはナミビアの砂漠も見たいけど、そこは日数次第。
ビクトリアの滝は正直どうでも良い。

航空券を先に取ってしまう。
三ヶ月の自転車旅だとそれが良い気がする。

期間オープン、乗りたくなったらポチッと押す式は高い。
片道ずつも高い。
それに片道ずつだと多分、キリマンジャロで終了だった。

キリマンジャロの感動は本当に素晴らしかった。
サファリなんかも行けば楽しいのかもしれないけど、ぶっちゃけどっちでも良い。寂れた動物園で良い。
まあ、行けば変わるのかもしれないけど。
ボツワナみたいにチャリで走れるなら行きたいけど。車乗って動物見てもなぁ。車酔いするし。
自分が運転して、ライフルでバキューンとか撃って、バーベキューしてとかなら行きたい。
まあ、車酔いしなくって、飯と酒が美味いなら行きたい。

車に乗るってのは僕にとっては本当に罰ゲームなのだ。

でも、車酔いしなくても、サファリよりと気心知れた仲間と温泉でも行ってカニでも食いたい。

本当、旅に向いてない。
多分、旅とかあまり好きじゃないんだろうな。
ぶらぶらするのは好きなんだろうけど。

そうやって旅しながら、あれこれ考えると、故郷に帰ろうかななんてふと思ったりする。
今年はとりあえず山小屋には行くにせよ。

でも、東京も良い。

旅に出て何かを掴んで、何かしたい気はしていたけれど、逆に故郷に戻りたいと思う。

故郷に何があるわけでもない。
実際、旅に出る前、久しぶりに故郷に一ヶ月ばかりいたけれども、
「故郷は遠くにありて思うものだなぁ」
なんて思ったりした。
東京の暮らしに慣れ、かつての仲間は一通り結婚して、故郷は空き箱みたいになってしまったように感じた。

ケビン先生とよく話したものだけれど、まあ、仕方ない、みんな結婚するし、結婚すれば、いろいろ事情も出てくる。
ただ、まあ、友人が結婚するのは本当に喜ばしいことだけれども、遊び仲間が一人減るってことで、我々には正直困ったことですね、などと。

「まあ、大人になればさ、特に歳を取ればさ、昔の友達とかと遊ばなくなるものだよ。みんな仕事とか家庭とか出てくるしね。年に数回集まって飲むくらいだよ」
そういう意味では、日本で大人になるってつまらんなーと思う。

多分、職場に恵まれなかったというのもあるだろう。
山小屋ってのはその点最高に良い。
何やかんや誰かしら気が合う。
一緒に飲む時間もある。
散歩すれば景色も良い。
やっぱり楽しい。
ただ、半年しか働けないし、結婚とか恋人とかが難しい。

まあ、俗な欲求だ。
好きな女と一緒になりたくて。
遊べる仲間も欲しくて。
出来れば、たまには自転車旅もしたくて。

そう、寂しくて帰りたいとか言うけど、やっぱり自転車旅が好きだ。
仮に、明日、宿の前に自転車も何もかもやってくれて空港に送ってくれてファーストクラスに乗れる迎えがリムジンで来たって、やっぱり当初の予定通り最後まで走りたいからって断るんだろう。

牛丼も回転寿司も行きたいけれどね。
まあ、ぶっちゃけそれだけなんだけど。

まあ、やっぱり最後の旅なんだと思う。
旅とか海外なんか全然好きじゃないのに、自転車でぶらぶらするのが好きな僕がする最後の旅。

何となくそんな風に感じている。
だから、ファーストクラスのリムジンも断る。
また来年も、その次も行くとかなら多分、迷わず「うん、今回はもうある程度満足したから帰りまーす」って、リムジンに乗るけど。

そう言いつつ、次の山小屋後にはネパール行くんだけど。
ネパールの友と遊びに行くと約束して五年、さすがにそろそろ、そして、山小屋と旅の日々の最後にふさわしいかなと感じている。

まあ、そんな旅の後のことをまだ前半戦なのに考えても仕方ないけれど。

ギブミーマネーと百円ちょっとの微妙なぼったくりの積み重ねで少し心が折れている。
まあ、どんなにぼったくられても、チップ払っても日本で過ごしてるより遥かに安いから、どっちでも良いんだけど。

まあ、そんなこんな。

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タンザニアのスマホとギブミーマネーやら

タンザニアにて、ギブミーマネー、辞めて欲しいなー、などとしみじみ思いつつ。
ほんと、一日走れば五回は言われる。そこまでじゃないか?いや、そのくらい言われてると思う。

お金ねぇ、問題ですよねー。

お金がないこと自体も問題だし、メンタルとして、「ん?お金欲しいよ?でも、別に今のこの暮らしもいいよね」ってのがあるから、多分、いろいろと改善されないように見えてしまう。

実際、自転車でまわっていて思うのだが、ものすごく過ごしやすいのだ。
寒いとかは当然無い。
食べ物もマンゴーとかバナナとかパイナップルとか豊かにある。
肉も放牧をよく見かける。
食べ物はインド、中東の影響が強いのかスパイスが豊富で美味しい。
干ばつなどの災害もいくらかはあるのかもしれないが、非常に豊かだと感じる。

まあ、良いよなー、そりゃ、働きたくないよな。
水くみなんかは大変だろうけど。
とにかく土壌、気候が素晴らしく良い。

ハクナマタータについて考える。
ノープロブレム。
正確にはハクナマタータはケニヤ、ハクナシダがタンザニアのようだ。

まあ、ハクナマタータでたいてい片付けられる。
いい事である。
小さい事気にせずハクナマタータ。
素敵な言葉だ。

でも、冷静に考えれば、口癖が「問題ない」って問題だ。
それこそ、本当にあまり問題がなければ、「問題ない」など口にしないのだ。
問題に近いことが起きるから、ハクナマタータと言わねばならないのだ。

でも、やっぱりすごく良い言葉で、あー、ハクナマタータ、気楽に行こうや。

ハクナマタータはしみじみタンザニアを感じる。

走っていると、よく声をかけられるし、店先でコーラを買うと椅子をすすめられ、自然と隣に座って、
「げんき?」
と聞かれる。
彼らの挨拶には、「マンボ?」「マンボビピ?」「ハウアーユー?」のどれかは必ずセットなのだ。いずれも、「げんき?」って意味だ。
答えは「ポア」か「ンズリ、サーナ」元気だよって意味。

そこから僕の場合、「どこから来たんだ?」「ジャパン」「どこに行くんだ?」次の町の名前。
ナミビアと言っても彼らはあまりパッと分かっていないのか、微妙な顔をするが、次の大都市の名前だと、
「すげーなー!チャリでか?!」
みたいな具合で喜ぶ。
僕の発音が悪いのか、隣の国くらいまでしか分かっていないのか。

でも、まあ、会話はそのくらいだ。
スワヒリ語はさすがに分からない。
彼らも英語は公用語のはずだが、都市部以外はからきし駄目だ。都市部でもかなり怪しい。
最近の子供は学校で習うようでそこそこしゃべれる。

まあ、会話が続かないことくらいは当たり前だ。
冷静に考えれば彼らも分かるだろう。

そして、会話がなくても平気でぼんやりしている。

昨日のポールも、アルーシャで一緒に飲んだ連中も、
「おーけー?はくなまたーた。びー、ふりー」
みたいなことを言って、会話がなくても平気でぼんやりしていた。

それは僕のような日本人に対してだけでなく、タンザニア人同士でも、彼らは無言のまま人と時間を共有するというのが全く気にならないし、誰かといるというのが好きらしいのだ。

びーふりー。
自由にしておくれ、楽にしておくれ、みたいなニュアンスで彼らは言うみたいだ。

多分、あまり深く何かを考えない。
話しかけたいと思えば話しかけるし、その後のことなど特に考えない。

でも、その割には意外なところシャイで、村の外の道ですれ違うとき、一人だと、すれ違うギリギリまで声を掛けてこない。すれ違うくらいで、「よお、元気?」みたいな具合なので返せない。
本当のところどうだか分からないが、話しかけたいけど、どこか気恥ずかしくてギリギリで声をかけるのかもしれない。
こちらから手をふったりすると嬉しそうにしてくれる。

基本的にとても純朴で絵に書いたような温暖な国の人の気性なんだろう。

「はうあーゆー?」
「まねー!」
と子どもたちは叫びながら元気に手を振る。
マネーさえやめてくれれば、世界遺産にしても良いほどの素晴らしい光景だ。

『人間はアフリカから来てアフリカに帰る』
などというフレーズがあるけれど、アフリカから来たってのは本当なんだろうと思う。
まあ、アフリカ以外にもいろいろあろうし、年月も経って、昔とはいろいろ違うのだろうが。
それでも、あー、なるほど、アフリカってのは思う。
彼らのような具合が人間のしかるべき姿なんじゃないかな、と。

日本にいると分かりにくいけれど、土地の豊かさってのはすこぶる重要なのだ。
タンザニアはとにかく豊かだ。

「アフリカの恵まれない子どもたちに募金を」
というフレーズもあるけど、金銭的には恵まれていなくとも、不幸とは違うだろうと思う。

まあ、タンザニアだからかもしれない。
はっきり分からないが、タンザニアはアフリカの中ではかなり裕福なんじゃないかなと思う。
というか、戦争してなくて、飢餓が無ければ、割とそんなに不幸ってない気がする。
阿呆みたいだけど本当にそう思う。

おもしろいことはいくらでもあるが、やはりケータイのこともおもしろい。

とにかく彼らはケータイが大好きだ。
でも、我々日本人とは違う。
メールとかネットはあまりしない。
もっぱら電話だ。

電話機能しか付いてない安いケータイだからというのもあるにせよ、スマホを持ってる人もそんなにピコピコはしない。
昨夜泊まらせてもらった家ではなぜか10個くらいケータイが充電されていた。

ネパールのシェルパ族の友人たちもスマホ大好きだ。彼らは日本で言うLINEみたいなのが大好きだ。

なぜかは分からないが途上国の人々はケータイ、スマホが大好きなのだ。

タンザニアではガス、水道のインフラはない。
なので水は汲んで運ぶし、料理は焚き火か炭火で、どうやら自炊の文化はなく、食堂で食べるのが普通らしいのだ。

でも、電気とケータイの電波はしっかりあるのだ。

まあ、日本人も割とみんなスマホ大好き、僕もスマホで日々日記やら何やら調べものなんかしたり、小説を読んだりするのだが、道路も未舗装の小さな村でも電波はあるし、みんなケータイを持っているってのは実に謎だ。

ついでながら、コカ・コーラって偉大だなってのも思う。
水のインフラが無くとも、大抵の村でコカコーラは売っている。あるいはペプシだ。ペプシはダイエットが多い。多分、君らはダイエットの必要性はゼロだぞと思うが。
スプライトやらマウンテンデュー、その他、タンザニアブランドの炭酸飲料もある。

炭酸飲料は暑い地域では本当に最高だ。
電気は通っているので冷蔵庫はあるが、冷たさについては冷蔵庫の性能差なのか、電気代節約のためなのか、差がある。
しかし、ぬるくとも炭酸飲料はスッキリする。
ビールも同様に暑い地域で飲むビールは最高に美味い。

水は汲みに日々歩くのに、コーラとビールはトラックでやってくる。あとミネラルウォーターも。
実に不思議な話だ。

何にせよ、コカコーラは偉大だ。
飲料水とはやはり命であり、それがくまなく全土に行き渡っている。
お金さえ出せば喉のかわきは癒せる。

ペットボトルにせよ、瓶にせよ、水を国中に運んでいるコカコーラは本当に偉大だ。

仮に水のインフラが整ったら、彼らは水くみに使っていた時間はどこに使うのだろう。

案外、それは日本でも同じで、センサーやインターネットなどの技術で自動化され省略された仕事の時間を何に使うだろう。
不思議なことに、むしろ、時間に追われているように見える。

そうやって考えると、支障のない範囲では文明なんて発達せず、楽せず、人力でいろいろやってる方が、人間ってのは幸せにやっていけるんじゃないかなとか感じたりする。

まあ、そんなこんな。

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2017年01月10日

酒とタンザナイト。

20170109酒とタンザナイト。

じてぼんもよろしく。
http://jitenshatohon.seesaa.net/

何だかよく酒を飲んでいる。
アルーシャで仲良くなった日本人、たくくんはローカルな飲み屋に行くのが好きでついていって。
翌日はキリマンジャロを共に登ったクリモが同じ宿に来て、クリモの知り合いというタンザニア人とやはりローカルな飲み屋に。

ローカルな飲み屋はスマホやカメラはリスクがあるので写真はないが、まあ、暗い居酒屋みたいなもんだ。
日本でのイメージとしては海の家みたいな机や椅子のある、やたら気楽なバーみたいな。

今日は今日で、三時半に着いた村の宿にバーがくっついていたので、コーラを飲んでいると、現地人に飲まないかラフィーキ(フレンド)などという話になり、ビニール袋のジンを飲むことに。
このビニール袋ジン、100ミリリットルで度数は40%弱のくせに50円ほどなのだ。アル中御用達である。
まあ、日本のワンカップや紙パックの鬼殺しみたいなものだ。
だが、味は案外悪くない。ジンらしい味がする。
でも、多分、正体はフレイバー付き消毒用アルコールだろう。
結局コーラなんかで割って、百円よりは安いにせよ、プラス30円ほどでビールが飲めるのでビールを飲むんだけど。

そんな具合で過ごしていたら、タンザナイト売りの、なんだかマフィアチックなやつらとなかよくなった。
「お前、日本の金持ち紹介しろ、二割やるから」
「あー、いいよー、知り合いに聞いてみとくよー」

まあ、酒を飲むってのは考えものだ。
何せタンザニアでは宿は5ドル、食事も二食で五ドル程度でやっていける。一日10ドルあれば走っていける。それが酒とタバコをするとプラス3ドルくらいになってしまうんだから。

日本で考えれば、
「そのくらい良いじゃん」
って価格だけれど。

でも、やはり生活費の中での割合ってのは大事だ。

そうは言えど、やはり酒を飲むと人と会う。
タンザナイト売りのマサイ。
まあ、普通に生きてりゃ死ぬまで会わないだろう。

酒はやはり値段するだけの価値ってのはあるのだ。
たぶん。
まあ、バランスだなぁ。

そんなこんな。

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2017年01月08日

アルーシャの一日。

じてぼんもよろしく。
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アルーシャは比較的大きな町なので必要なものを探しにふらふらと町を歩いてみる。
予備のチェーンとそのオイル。それから可能ならば一眼のバッテリーチャージャー。

市場を歩く。露店がずらり。
野菜とノートと服とサンダル、リュックサックとコップと。まあ、そんなものばかり。
結局、露店を出す人々はさほど金があるわけでもないので、安いものしか仕入れられないので、同じようなラインナップになるわけだ。

車の部品屋、これは露店ではない、ちゃんと屋根壁あるキヨスク式の店だ。やはり値段の高いものは露店では売らないらしい。盗難のリスクのあるものは屋根壁必要なのだ。
「チェーンに使えるオイルある?」
よく分からないオイルを出してくれるが大きすぎる。小さいのはないらしいし、使ってみてチェーンには良くないものだと困るのでやめる。

大型スーパー、まあ、日本では普通以下のスーパーだけど、ちょっと小奇麗だし、スーパー以外にも店がいくつかある、ミニショッピングセンターみたいなところだ。現地では少しリッチな人が行くんだろう。
しかし、やはりチャリアイテムはなさそう。

もぞもぞしてると、ぶらぶらしているにいちゃんに絡まれる。
絡まれると言っても怖い感じとかはない。
あわよくば観光客を案内してチップが欲しいだけだ。やたらフレンドリーに話しかけてくる。
タンザニアはそんなぶらぶらあんちゃんがいっぱいで普段はウザったいが、困ってるときには役に立つ。チップなんか1ドルでも良いのだから。

意外とするすると話は進む。
いや、ぶらぶらあんちゃんは英語はいまいちだったのだが、スーパーの警備員が英語が出来て助けてくれ、ぶらぶらあんちゃんが連れて行ってくれることに。

スーパーから出て、さっきより汚い市場の方へ歩くとすぐにキヨスク式の自転車部品屋があり、意外にもあっさりチェーンゲット。ダルエスサラームでオバザキ氏に百ドルで買わされたものと同じものだが、特に交渉無しで五ドルで買えた。ついでにオイルも。ペットボトルに入れたものを五ドルで。

「お前、なかなかやるが!ナイスだわ!チップやるわ!でも、一万シリングしかないから、崩してからな」
「だいじょーぶさ、みすたー、一万シリングは所詮3ドルほどだから!」
3ドルじゃなくて5ドル弱だし、それはお前が大丈夫か判断することじゃねーよ、ハクナマタータですべて進めるなよ、まあ、良いよ、実際五ドル近い活躍だったからね。

「ついでで、ダメもとで聞くけどさ、この一眼レフのバッテリーのチャージャーとか手に入らないかな?」
「ああ、こっちにあるぜ。阿南ドルくらいだな」
お前、本当になかなか使えるな!絶対15ドル以下だって分かるけど、必要なものだから良いよ。

「でも、ミスター、さっきの辺りには一人で近付かない方が良いぜ」
「なんで?」
「Bob Marleyシガレットとか、コカインやってるやつも多いからな」
「Bob Marleyシガレットって、ガンジャか?」
「そうそう、ミスターよく知ってるな」
「Bob Marleyシガレットはタンザニアではイリーガル、違法なんだろ?」
「でも、まあ、やってるやつは多いよ。ビールより安く楽しめるから。で、ミスター、サファリ行かない?」
「うん、行かない」

そんなことを話しながら歩いて、今度もまたキヨスク式のスマホやコンセントを売っている店に。
途上国によくあるクリップでバッテリーを挟んで、電極を無理矢理当てて充電するマルチ充電器。
「5ドルの間違いだろ?」
「いや、15ドル」
「まあ、良いよ、無いと困るし、交渉して歩き回るの疲れるし、さっきのグッジョブがあるしね、15ドルで買うよ」

別れを告げて10秒後にまた別のぶらぶらあんちゃんに絡まれる。
「サファリいかない?」
「行かないよ」
「ガンジャ好き?」
「ビールが100円だからビールで良い。それに一応、タンザニアじゃイリーガルだろ?捕まるリスクは低くても違法行為は嫌だし、宿で吸うわけにもいかないからな」
「いやいや、リーガルだよ」
「ウソ付け、バイバイ」
「それよりこの布見てくれ、マサイの絵だぜ」
「うん、いらない。それより、チェーン掃除するウェスなら欲しい、バイバイ」
「いやいや、ほら、良いだろ」
彼は宿の前まで延々ついて来た。

ぶらぶらあんちゃんも運だ。
タイミング次第で五ドルゲット出来たぶらぶらあんちゃんと、うっとおしがられたぶらぶらあんちゃん。ちょっと可愛そうな気もするが、人生は甘くないのだ。

宿で一眠りして、昼ごはんがてらビールを飲みに出かける。
適当なローカルなバー、彼らは割と昼でも関係なく飲んでいるのだが、入ると昨夜、別のバーで少し話した連中がすでに飲んでいて、ハローフレンドとなった。彼らは割と良い奴らだ。
バーにいるやつ、ビールを飲んでるやつは割とまともなやつが多いイメージだ。ビールおごってくれとか、たかったり、チップくれとか言わない。
まあ、すでに何かしらで金が手に入ったからこそ、多分、サファリの勧誘に成功したとか、チャリ屋案内したら五ドルもらえとか、それを溶かしに飲み屋に出て来てるのだろう。溶かしているうちはたからない。金が溶け終わったら、また何かしら金を探しに行く。多分、そんな感じだ。

とはいえ、会話できるほどの語学力もなければ特に話すこともないので、一人で座って百円ビールと五十円の焼き鳥あんどフライドポテトをつまむ。
2本目をどうしようかと思ったが、タンザニアにいる限りはいつでも、たいていどこでも百円ビールはあるのでやめることに。
また市場を歩いて、何となく露店でノートを一冊買ってみることに。
「いくら?」
「千シリング(約50円)」
「じゃあ、一冊ちょうだい、はい、二千シリング」
3人いたのだが、お釣りがないらしく、ごそごそしてポケットからコインを出して来る。
「はい、五百シリング」
「え?千じゃないの?」
「うん、ノートは千五百シリングだよ」
「ああ、そう。りょーかい」

また歩いてミニスーパーでタバコを買う。マルボロは2500シリングだ。
そう思っていたら、まさかの1800シリング。
この前まで五千シリングだと思いこんでボッタくられつづけていたが、実はまだボッタクられていたのか。
全く君たちときたら。
そんなことをしていたら、信頼を無くしてしまうぞ、すでに信頼ゼロだけど。
あるいはミニスーパーだったから安かったのか。

とにかく価格がテキトーだし、多分、彼ら自身、どの値段が妥当なのか分かっちゃいないのだ。
とにかく仕入れた値段より安くなければ良いし、可能な限りは高く売りたいのだ。
まあ、野性だ。計算などない。何なら仕入れた値段もよく覚えていないのかもしれない。

或いは一度きりの外国人だからなのか。現地人同士ではやはり商売は信頼、妥当な価格でやり取りするものなのか。
或いは枝の先の露店や歩きながら売るような小売に行くほど仕入れ値がかさんで高くなるだけなのか。
また村とかだと輸送コストなんかも入っているのか。
露天の連中は野菜はともかく、同じような服をどこでどうやっていくらぐらいで仕入れてきているのか。
まあ、分からない。謎だ。

宿に戻って百ドルスマホで日記書いて暇つぶして、ああ、今日は昼前からでも出発でも良かったかな、などと考えつつ、スコールが来て、まあ、良いか、夕方になったら何か食いに行こ、ピラフ食いたいな、とかなんとか。

そんなこんな。

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posted by ちょろり at 22:30| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

やっぱり小説が書きたいのだ。

キリマンジャロを終えて、何となくかったるい気分になってしまって、アルーシャに二泊することにした。
しっかりしたオートバイ屋さんがあるのでチェーンオイルを買おう。あと可能ならば一眼レフのバッテリーチャージャーも。

かったるさのせいか帰国後のことをよく考える。
旅も楽しいが、アフリカを無事終えればそろそろ良かろう。
のんびりと趣味で小説を書きながら、何か仕事をしていたい。

しかし、何の仕事をするか。
旅を終えれば山小屋の仕事はデメリットが多くなる。もちろん、メリットも多いが。
自転車屋さんだろうか。
倉敷に戻りたい気もするが、地方の町は仕事の選択肢が少ない。だが、それは勝手な決め付けで、いい仕事もあるかもしれないじゃないか。

いつもの安直な考えで、結婚して子供育ててみたいな暮らしを夢見たりする。
それは結局、自分にとっては諦めに近いものだろう。
小説はさほど良いものは自分には書けぬ、冒険家にもなれぬ。

だが、逆にこうしてぶらぶら生きているのは、きちんと働いて結婚して子供を育てるなど自分には出来ぬという諦めからだったんじゃなかろうか。

かったるさはあれど、旅の日々は楽しい。
初めての海外、アルゼンチンの時ほどの情熱は残念ながらない。
代わりに少しの余裕はある。
余裕があれば何かを考えたり試してみたり出来るだろう。
ただ、どことなくパッとしない。

せめて自転車の整備、予備のチェーンが手に入ってくれれば。

距離と日数を計算すると、どうもギリギリなのもしんどい。

存外、今のところ道は走りやすいし、宿食事も心配ない。

東京に戻って、まさやさんと遊びたい。
その事をよく考える。
まさやさんと遊んでいれば僕の人生は恐らく間違いない。
真面目にそう思う。

やっぱり人生は人間ありきだ。
尊敬する人に褒めてもらえるようなことをしていたい。
それが上手く行けば、そう言った尊敬すべき感性を持つ人々の心を打つような小説が書けるだろう。

やっぱり小説が書きたいのだ。

そんなこんな。
posted by ちょろり at 18:55| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月07日

街では不運なれど、頑張ろ。

明日はモシの町から出発する。
自転車の疲れはもちろん、登山の疲れも十分に取れた。

自転車と本の方にも記事は書いているが、どうもしっくり来ない。
http://jitenshatohon.seesaa.net/

自転車旅のことをオフィシャルに書くためのブログとして作ったものの、どうも肝心なことが書けない。
情報としてはまとまるのだが。
雑味がなさすぎる。

それにしても、アフリカはあと一歩上手くいかない。
まだ半月なので当然か。

欲しいものが上手く買えないのだ。
今日は折りたたみナイフが欲しくて市場に出掛けた。
舗装されているところもあるが、砂埃舞う地面むき出しのところもあり、露店がぐちゃぐちゃと並んでいる。

冷静に考えればちょっと大きなスーパーもある町なのだから、そっちに行っても良かったのだが、市場とは不便だが歩いてみたくなるものなのだ。

まあ、市場とは不便なのだ。
タンザニア、モシの場合、売っているのは服、野菜、ノート、鍵なんかだ。たくさん店はあれど、売っているものは大抵同じ。
肝心の欲しいものはなかなか見付からない。
誰かに聞けば案内してくれるかもしれないが、もちろんチップくれになってしまう。
さらに値段は言い値で交渉しないといけない。
はっきり言って、面倒くさすぎる。

「旅人なるもの、市場の交渉も楽しめ!」
うん、嫌だ。
僕は必要なものが欲しいだけで、特別安い必要もなければ、その間のぐたぐたしたやり取りも必要ないのだ。

旅人というより、単に自転車を楽しみに来ているわけで、町はあくまで休息と補給の場なのだ。

村に関しては結構楽しい。
村はシンプルだ。
最低限のもので構成されている。
そういう方が楽しい。
ただ、村は欲しいものが売ってないことが多い。

結局、めぼしいナイフは見付からず。
自転車用品も見付からず。
そろそろチェーンオイルが必要なのだが。
まあ、探し方が悪いのだ。チェーンオイルなんかバイク屋かどこかで買えば良い。バイクは走っているんだから、何かしらの機械油は手に入るはずなのだ。
いやはや、市場が得意になれない。

それでも、昨日買ったスマホをあれこれして、Wi-Fiのない場所でもブログも書けるようになった。
何より地図が見れるようになったのが大きい。
その辺は良い感じではある。

ただ、本末転倒だが、日本でちょっと良いSIMフリー機を買っておけば良かったのだが。

マサイ族に土産買わねーか、なんて言われて、キリマンジャロTシャツと絵葉書を。
頑張って値切ろうとしたが、駄目。全く下げてくれなかった。
やっぱり値切って駄目なら、店から出る素振りをしないといけないらしい。

確かに、商売の練習には良いのかもしれない。
商売の基本はいかに安く仕入れて高く売るかだ。
そして、いかにライバル店より魅力的に提示できるかだ。
安く仕入れる買い入れる。これは難しい。
ーーこいつには安く売っても、トータルで考えれば得だな。
そう思わせないといけない。
売り上手、買い上手ってのは商売の基本だ。

そういう意味では、市場が好きって人間は商売向きなんだろう。

結局、マサイの言い値に負けて、20ドル近く払う。
少しため息も出るが、まあ、彼らも喜んでたし、まあ、良いか。

ただ、あの手の商売はダメだ。
安く買って高く売るは基本だけれど、高すぎるのは駄目。
結局、客の信頼が作れない。
真面目にお客さんのことを考えて、商売すると信頼が生まれる。
そうなれば、宿の人間だって、
「あそこのマサイの土産物屋は良いですよ」
なんて客にすすめられる。

ウロチョロ歩いて観光客をつかまえて、高い値段ふっかけて、そういう商売は結局それまでなのだ。
ずっとウロチョロと貧乏くさいことをし続けないといけない。

商売の基本はやはり信頼で、その上に仕入れの上手さなんかがあるわけだ。
貧乏くさいことをやってりゃ、死ぬまで貧乏くさく生きないといけないのだ。

まあ、マサイも苦労しているのだ。

またぶらぶらしていたら、今度は捕まってしまう。
「お前、今、ゴミ捨てただろ?!」
え、途上国ってゴミだらけだから良いんじゃないの?そんな日本みたいな叱られ方ってある?ゴミの前に観光客からぼったくる奴ら何とかしてよ。

でも、まあ、確かにポイ捨てはいけない。
ごめんよ、と言いながら五人くらいに囲まれて連行される。
「ポリス?」
「違う!」
よく分からないが公務員らしい。小さなオフィスのようなところへ連れて行かれ、罰金五万シリング、約二千円取られる。高いけれど、まあ、悪いのは自分だ。

途上国でポイ捨てで捕まるなんて。
まあ、それほどにタンザニアは近年成長しているのだろうなと感心しつつ。

いや、やっぱりあの金額はおかしいぞ、20ドル以上の額なんてタンザニア人にはかなりの大金だ。彼らの大好きなケータイだって買えてしまうほどだ。ゴミのポイ捨てにそこまでの額はおかしい。
ニセ公務員か、或いは悪の公務員で罰金の額をかさ増ししたかのどちらかだぞ。
しかし、あの状況、逃げようもないからな。
確かに街の美化にも役立ってるし。
あれは偽物だとしてもなかなか賢いやり口だな。

それにしても全くツイてない。
だから、街なんてさっさと出てしまうべきだったんだよ。

それでも、明日着く予定のアルーシャはモシより更に大きい都市だ。
絶対、良いことがない。
宿は高いだろうし。

アルゼンチンの時と違って、とにかく何か聞くとすぐ「チップくれ」ってのが困る。本当、人にものが聞けない。困る。
それでも、後ろから急に襲われたりしないだけ良いのか。口でチップくれっていうのは健全といえば健全か。

ただ、この「チップくれ文化」はタンザニアを象徴しているのかもしれない。
意外かもしれないが、とにかく豊かなのだ。
ほっといても勝手にマンゴーやらバナナが出来て、家畜も餌などやらずとも放牧で勝手に餌を食ってくれる。
マサイが写真ですぐにワンピクチャーワンダラーと言うのも、勝手にカメラを持った奴らが来て、勝手に取材費なんてくれたりする。
たいして労せず何かを得る、そういうのに慣れてしまっている、そんなところがあるんじゃなかろうか。

ただ、若者については頑張っている。
きちんと英語を勉強して、ホテルなどできちんと対応してくれるのはだいたい若者だ。
おっさんはダメなやつも多い。若者で駄目なやつはあまり見てない。

おばさんか若者が安全、そんな法則を勝手に思いこむ。

まあ、若者は経済成長の真っ只中、希望を持っているんじゃないかな。
実際、タンザニアは伸びると思う。
彼らは綺麗好きだ。
意外かもしれないが。
アルゼンチンなんかと比べても、タンザニア人の方がよほどマメで綺麗好きだなと思う。
トイレや寝室など、安宿でも綺麗にしてある。
国民性だろう。

スマホの普及も英語力を付けているのかもしれない。
文字を読み、情報に触れる。

元々、豊かな土壌で、時間は余っている彼らがスマホが欲しいために努力をしはじめれば、これは大きい成長につながるだろう。

また、モシ在住のふくださん(元アフリカ一周サイクリストのおじさんなのだ)が言っていたが、現在のタンザニアの人口増加率はすさまじく、このまま行けば30年後には世界トップ5の人口になるらしい。

大人は英語はわからないのに、若者のほとんどは簡単な英語ならわかる。
その背景には成長期の国家に住んでいるという希望なんかもあるんだろう。

さて、明日はアルーシャ頑張ろう。大都市、頑張ろ。

そんなこんな。
posted by ちょろり at 04:14| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月06日

なんとかかんとか案外。

アフリカ頑張ってるなう?
いや、案外ガンバらなくてもなんとかなりはじめつつあるNOW?

まあ、予想を遥かに越えて楽し過ぎる。

とにかく何かとわけわかんない(笑)
それも楽しいし、知るほどに、
「え、こいつら、なぜその辺りは無駄に綺麗好きなの?」

そう、予想外にタンザニア人は綺麗好きだ。
物凄くしっかりしてるのだ。
でも、全体的にはすごくルーズだったりするから、謎は深まるばかりで。


まあ元気にやっている。
何と食べることにも困らなくなった

ダルエスサラームを出発する時には かなり不安だったけど 案外 何も問題なくやってる。

Wi-fi が安定して繋がるところについたらムービー もアップロードしようと思っています 元気にやっています皆さんもお元気でまあそんなこんな

posted by ちょろり at 05:17| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする