2009年07月10日

ドン詰まりの禿げ

 小説がドン詰まりで、友達と夜の海を見てきた。先日、大道芸に行った玉野の港だ。車で、市街地を抜け、山を越え、ぐるりと道路がねじれ、玉野の海はある。
 香川との間を行き来するフェリーが何台か止まっている。瀬戸大橋ができる前は玉野はもっとにぎわった町だったらしい。月は満月ではなかったが、十分丸い。暗くても水が綺麗ではないということが分かる。濁った波には月の光が綺麗に跳ねた。くらげが一匹揺れていた。
 海に向かっていれば何とは無く心が落ち着く。海なんて、所詮は大きな水溜りに違いない。それなのに何となく落ち着く。部屋に大きな洗面器を置いて、塩水を張ってみたら海の代わりにはならないかしらん。
 結局、小説はドン詰まりから抜けなかった。

 自分には、小説に限らず何かを考えるとき髪の毛を引っ張る癖がある。特に小説を考えるときはひどい。早く書き上げないと禿げてしまうんじゃなかろうかと最近心配している。
 それでも、最近、少しだけ書くということが分かってきた。ここにはこれを書くべき、ここにはこの文は違うだのということが分かってきた。法則は無いんだが、簡単に言うと、電車の中で裸になってはいけないとか、そういうレベルのことだ。文章にもいるべき場所なんかがあるらしい。
 そうなると、逆に筆が進んでも消すということが増えて、髪はさらに減っていく。

 まあ、そんなこんな。
posted by ちょろり at 07:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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