2017年02月13日

素敵な夢の中で生きていたい。

帰国後のことで悶々悩んで眠れない。
どうせ山には行くので、その先のことまで考えなくたって良いのだろうが。

前働いていた自転車屋さんが今でも声を掛けてくれる。帰国したらぜひ戻って来て欲しいと。
仕事なのでアレコレ嫌なことなんかもあったけれど、僕はその会社が好きなのだ。
何より社長が良い。面白いこと、金になること大好きなおっさんなので、新しいことでもどんどんやらせてくれる。
それに良いチャリ屋なのだ。きちんとしてる。

別に自転車屋ということで言えば日本中どこにでもチャリ屋はあるし、まあ、給料さえ目をつむれば、たいていはどこでも入れるだろう。
30歳、即戦力、断る理由もなかろう。
ただ、チャリ屋と一口に言ったって、中身は実に様々だ。
「レースに勝ちましょう!」
みたいなところに入ったって、そんなのは正直困る。
レースに勝ちたけりゃ、理論を学んで正しいトレーニングを継続するだけだ。
それはそれで楽しいが、さほど興味はない。
レースに勝ちましょうなんて言ったって、所詮草レースだ。良いとこ、日本のプロレースだって、本場ヨーロッパには遠く及ばない。イングランドで草野球する人相手に「バリバリトレーニングして勝ちましょう」なんて店やったってしょうがない。イングランドならサッカーでもするべきだ。
まあ、そんなのもちろん個人の自由だが。

自転車が良いのは勝敗を決めるスポーツとしてだけでなく、旅はもちろん、日々の足として使い、それはやはり文化だし、移動ってのは正に人間が生きてるってことだと僕は思うのだ。
だからこそ、アフリカまで走ってしまうほどに自転車にハマったんだと思う。
野球は好きで、たまに草野球の試合なんか出たいけど、せいぜい東京ドームやら甲子園まで行ってビールのみながら試合眺めるぐらいだろう。いや、それすらしていない。

自転車にはこだわるだけのものがあるのだ、多分ね。

その点、自分のやり方で仕事をさせてくれ、しかもきちんとした自転車をきちんと売り、組み、修理するプロショップ。
しかも、そこから辞めて一年経っても声を掛けてもらえる。
しかも、社長はまだまだ何か新しいことを企んでいる。

そういう職場はやはり良い。

ただ、故郷倉敷に帰りたい。
かくかくしかじかの理由で故郷に帰りたい。
故郷倉敷で好きな女の子と結婚して、暮らしたい。

ただ、やはり人間は自分の仕事に誇りを持つのが大事だ。
今更未練がましく普通の生き方など、中途半端過ぎる。
ただ、倉敷にだって誇りを持てる仕事もあるかもしれない。

冷静に考えれば単なるチャリ屋のおっさんになるというだけのことでもある。
目を開けばもっと何でもあろう。

ただ、単なるチャリ屋のおっさん、なかなか良い人生の気もする。
単なるチャリ好きが単なるチャリ屋のおっさんになる。
良い話だと思う。

それに多分、単なるチャリ屋のおっさんではとどまらないと思う。
素敵なチャリ屋のおっさんになれると思う。

大して自信の持てることは少ないけれど、チャリに関して面白いことをするってのは自信がある。

まあ、それにチャリ屋って小説読み書きする時間も多くて良いってのもある。
そこの会社ならチャリの文の仕事ももらえるし。

故郷をうんぬん以外で言えば、やはりチャリ屋が良いのだ。
ただ、故郷には大事な待ち人がいるのだ。

まあ、改めて考えると、帰国してからのんびりと山で考えれば良いことだし、今悩んでもどうしようもないことなのだが。

それにしたって、昔なら、
「どっちが良い小説を書ける可能性が高いか」
ってことしか考えなかったし、そのためだけにいろんなことを決めてきた。

それが今や生活の安楽、収入を手に入れるための仕事、小説以外での生きがいを感じられる仕事などを考えるようになった。

つまらんことだ。
何のためにアフリカまで来たのか。
「オレも昔は自転車でアフリカなんか走ったんだぜ」
そんな下らない武勇伝作りなのか。

確かに小説を書くには良い生活ありきだ。
書くだけの時間的余裕、物事に何かを感じられるだけの精神的ゆとり、そして新しいことを考えれるだけの日々の刺激。
別に贅沢じゃなくて良いのだが、小説を書くに最低限必要な良い生活ってのはある。収入うんぬんも含めてだ。

それにしたって今の悩みは低俗だ。
もちろん、人生でのとても大事なことには違いないが。なんというかレベルが低すぎる。

世界一周に出掛けるか。それとも自分で店、会社を始めるか。そのくらいならまだしも。
いや、今の悩みのままでも良いにせよ、結局女を取るか、仕事を取るか、なんて話なのだ。

まあ、それはそれで小説のネタになりそうな人間的な悩みで良いのだが。

やっぱり素敵な夢を見て生きていたい。
素敵な夢の中で生きていたい。

アフリカよりももっと楽しいことをし続けられるような。

まあ、どうしたものやら。
やっぱり今考えてもどうにもなるまいか。
今はアフリカを楽しむのに全力でいれば良いだけだろう。

ケビンと話がしたい。
まあ、ケビンは女の人に厳しいから、
「ふくさん、女なんて一時の気の迷いっすよ!もちろん、女は大事っす!でも、女はまだまだこの先いくらでも現れるっす!」
と言われそうだけど。

それか、
「そりゃ、ふくさんが良いと思った方向が間違いないっす!別にどっちにしたって、あんた、間違いなく面白いことして生きるだろうから!」
って言うかもしれない。

そうだな、小説のためを考えればケビンだな。ケビンとたまにふと会って遊べるところ。
ケビンはやっぱり間違いない。
友人は何人もいるけれど、ケビンみたいに、
「こいつとつるんでいれば間違いない。小説にせよ何にせよ、間違いなく良い何かを作れるような刺激をくれる」
そういう人は本当にケビンだけだろう。
あとはコーメーという男か。
コーメーも間違いない。

ただ、そういう友情は無理せずともいつまでも続くし、いつまでも交流があろう。
良い年こいた男同士で、こいつと遊びたいから、なんて。
でも、やっぱり、ケビンとコーメーは別格だな。

ケビンとコーメーと僕で会社でも始めれば、一番面白いのかもしれないな。

ま、そんなこんな。
posted by ちょろり at 07:16| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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