2017年03月06日

旅の終わりに途方に暮れる。

20170305

本日は自転車は走らず。休養日。
スーパーに行き、キャンプサイトにて昼前からワインを一本飲んだら存外酔っ払って、一人で吐いて、ベンチで眠っていた。

なぜだか全くやる気が起きない。
やはりアフリカは終わったという感じがする。
残り200キロでウィントフックに着く。宿泊できるキャンプサイトなどがある町の位置を考えると三日に分けることに。道路脇キャンプも可能なようだが、残り少ない最後で失敗するのは嫌だ。

油断ではないが、やはり安心してしまっている。
残りの200キロは難所がない。
ウィントフックからしばらくナミブ砂漠散策に出る予定だが、そちらはスーパーハードルート。ただ、とりあえずはウィントフックまでなのだ。ナミブ砂漠編は言うなればサイクリング、別段、明確な目的地はない。一応、観光で行ける砂漠の最深部デッドフレイというところを目指す予定だが、走ってみて砂漠がどの程度厳しいか次第と、帰りをヒッチハイクできそうか次第で、どの程度奥まで行けるか決めるだろう。別に最深部に行かなくとも砂漠を走れたら満足なので、気が済んだ辺りで引き返す予定。

22日のフライトなので、輪行の準備、ダンボールを探しに出たりタクシーの手配なんかに三日余裕が欲しい。18日にはウィントフックに戻りたい。
8日にウィントフック到着予定で、一日休んでから砂漠なので、3月10日から18日が砂漠の予定。
3月10日は誕生日なのだが、何が悲しくて誕生日に砂漠に向かって自転車を出発させるんだか。
それでも、そこを逃すと、もう人生で砂漠を走る機会はないかもしれない。

可能ならやはり最深部まで行きたい。

ーーー

帰国のフライトまでに最終目的地の町まで到着しないといけない。
そういう緊迫感は非常に大事なのだが、もはやそういうのがない。砂漠はいつでも引き返せるように走る。
もちろん、まだ終わってはいないが、あとは安全策で帰国までのんびり過ごせば良いだけだ。
砂漠を走らずウィントフックでちんたら過ごしたって良い。
ただ、やはり砂漠は走りたいので、走りに行くのだろう。
まあ、そんな具合なので完全にやる気がない。やる気がないのは危ない。危ないのは分かってはいても、やる気を出そうにも、もうくたびれていてなかなかやる気は出ない。

やはり砂漠となると難しい。引き返すのも予定通り出来ない可能性もある。
そこらへんを考えると、やはりウィントフックで10日間ダラダラ過ごして、車のツアーで砂漠に行くのが良かろう。
ただ、わざわざ金を払って、未舗装の道を揺れる車で乗り物酔いしてまで砂漠が見たいかと言えば、そうでもなかったりする。

ーーー

そう、ウィントフックに着けばすでに目的は達成してしまうのだ。
砂漠の先に目的地があれば良かったのだが。あくまでプラスアルファ、やる気も出ないわけだ。

砂漠自体は楽しみにはしていたのだが、もはやボロボロなのだ。
タンザニア、マラウィと途上国で疲れ果て、下痢して、ザンビアからは無人地帯が長くなり、ボツワナでは象の恐怖にさらされ。
ナミビアは本当に精神的に助かった。
国境の時点で完全にこれまでとは別格のまともな先進国に近い感じがあった。
そして、やる気を失っている。

やる気がないのは本当に危ないのだ。
危険地帯とか以上にやる気をなくした状態での普通の地帯の方が危ない。
やる気がなくぼんやりしていて、車にはねられたらそれで全ておしまいなのだ。

ーーー

どうしてやる気がこうも起きないのか。
旅の終わりを感じ始めているからだろう。
旅の終わりを感じ、疲れが一気に出てきたのかもしれない。
旅の終わりっていうのは、いかんともしがたい。
帰国できる嬉しさもあるが、心から切望し、全てをかけたプロジェクトが終わる。
これは何とも言えない気持ちなのだ。

「次はどこ走りに行くの?」
「いつ旅に出るの?」
旅に出るのは簡単なことではないのだ。出てしまうまでが大変なのだ。出てしまってからももちろん大変だが、出てしまえばあとはやり切るだけ。
出ようと決意し、資金などの工面をし、仕事を辞めて出る。
人生で何度も出来ることではない。

多分、これが最後になる。
もしかすると、またいずれ行くかもしれないが、今のところ予定は立たない。

自転車で異国を走るのがすごいのではない。
自分の好きなこと、やりたいことのために多くを犠牲にする決意をして実行する、それこそが凄いのだと僕は思う。

どっしり疲れの中に沈んでしまっている今は、とてもじゃないが次の明確なプランなど考えられない。

じゃあ、どうするのか。
これから先。
どうしようか。

全く、人生というのは果てしなく長い旅だ。目的地もよく見えない。
どう進めば良いのか、足下を照らす灯りも暗いし、僕の目もどうにも霞んでいるのか、途方に暮れる。
久しぶりに誰かに手を取ってもらいたい、足下を照らしてもらいたいなどと思う。だが、それは誰かに頼むことじゃなく、自分でせねばならないことなのだ。

ーーー

ウィントフックまで無理をせず、200キロをのんびり三日に分けて走り、心身ともに回復させてからナミブ砂漠に挑みたい。

まあ、そんなこんな。
posted by ちょろり at 06:18| Comment(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
昼前からワイン飲んでるからだよw
遅くなったけど誕生日おめでとう!!
これからものんびりいこうな
とりあえず生きて帰れやい☆
love & respect
Posted by こうめ at 2017年03月14日 05:47
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