2017年03月27日

故郷に帰る。

帰宅した。
故郷。
長かった。

アフリカも長かったけれど。
それよりも遥かにいろんなことが長かった。

旅の前にも故郷には帰っていたが、何となく地に足が付かなかった。
思えば怖かったのだ。

前回、南米を旅して帰った時には、
「海外にはもうよほどのことがない限り行くまい」
と思った。
アルゼンチンは素直に言えば怖かったのだ。

アフリカは怖くなかったのかと言えば、やはり怖かった。
でも、南米よりは怖くなかった。
アフリカの方が安全だからというわけではない。

多分、世界中、安全な場所などないと思うのだ。
日本だって危険だ。
そりゃ、夜に歩いたって不安はない。
でも、お金の不安だとかはある。
具体的にいえば、年金と保険と税金。
日本にいなくて無収入でも、そういうのはかかる。
それも毎月、旅行先の現地での生活費の半分近くの金額だ、

お金がなくても生きていけるってのは、あれは嘘だ。
お金がなくても生きていける国もあるけれど、お金がないと生きていけない国もある。
地域に限らず、やはり何かしら互換性のある資産を持たねば生きていけないというのは事実だろう。
やはり人間は人間と支え合って生きている。

アフリカを特別とは感じない。
確かにお金はない。
でも、恵まれていないとは思わない。
お金のある国、日本で生まれたから恵まれているのではない。
両親が愛を持って育ててくれバックアップしてくれているからこそ恵まれているのだ。
アフリカにだってそういう人はいる。
日本にだって、親の不和や不運で恵まれない人はいる。
もちろん、経済が発展している国の方が金銭的な余裕のある家庭に生まれる確率は高い。

でも、豊かさに関していえば、金銭だけではやはり測れないと思う。
ある意味では日本は遥かに貧しい。

帰国して友人に会った。
未来に希望はない、別に不満もないけど。
仕事から変えれば眠るだけでプライベートの時間はほぼ全くない。
新しい地に移って知人も飲む仲間もいない。
不満とまではいかないが、そういうものをそれぞれ持っていた。

アフリカには一切存在しない悩みだ。
いや、未来に希望はない、ってのはアフリカにもあるか。
それでも、毎日帰って眠るだけしか時間がないなんてのはアフリカにはほとんどない悩みだし、新しい地に知人がいなくても飲む相手話す相手は誰かしらいるのがアフリカだろう。

もちろん、アフリカの全てを見てきたわけではない。
だから、間違っているかもしれない。

でも、日本人は金銭的豊かさがあるから、自分たちの抱える貧しさの側面について知らないんじゃないか。

アフリカも貧しさはあるが、日本にも致命的な貧しさがある。
どちらの貧しさも改善するのが難しい。
アフリカは経済発展を遂げるのが難しい。
日本は経済を下向かせずに、労働量を落として人々の生活を上向かせるのが難しい。

でも、僕が思うには、世界をフラットにするのは難しいし、それは不自然なことで、いくらか凸凹している方が自然だ。
お金を独占している国を肯定するわけではない。
ただ、仮に全てをフラットにしようと思うと、資源の差などどうしようもできない問題がある。
世界が全て平等ってのは無理があるし、仮に世界が努力して実現したとしたら、様々なところで無理が起きると思うのだ。

だからって一部の地域だけ飢餓や病気でどんどん人が死ぬってのは、やはり問題だ。

いくらかの貧富の差はいいと思うのだ。
ただ、どこまでを許容するかって問題だと思う。

極端にお金のない国ってのもまずいし、極端にお金がありすぎる国ってのもまずいと思う。
マラウィもまずいし、日本もまずいと思う。

まあ、話が長くなるので、またのんびり。

ーーー

故郷に帰る。
長かった。
そういう話だ。

まあ、帰ったばかりなので今は安らいでいるということもあるのかもしれない。
でも、旅の前にはなかった。

ずっと昔のような、いや、昔にもなかったかもしれない。
この土地に住もうか。
そんな気持ちがあるからだろうか。

しかし、反面、行きたい地域は増えている。
西アフリカ、インド、中央アジア、南米、北欧、東欧、イスラム諸国。
かつては異国に恐怖を覚えたが、今回は変な自信がついた。
相変わらず怖いけれど、多分、頑張れば行きたいところに割とどこでも行けるんじゃないか、って。

行きたいけれど。
別段、焦ることはない。

故郷に帰った。
強くそう感じる。

旅をする僕を応援してくれている人には申し訳ないが。
旅を焦る気持ちがなくなった。

一つにしたかったことをやりきったからかもしれない。

でも、本当のところはわからない。
ただ、満足したからってわけでもない。

ねむい。

そんなこんな。
posted by ちょろり at 02:33| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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