2018年05月11日

嘘が正義なのか。

怒られるのが仕事っていう仕事は嫌だ。
自分のミスじゃないミスで怒られたりクレームを受けたり。
上から叱られ、下は反発し続ける。
不思議とお客さんと売り上げは減らない。
売り上げが落ちないのだから社内でどうしてそんなに上からも下からも文句を付けられないといけないのか不思議でしょうがない。

でも、まあ、それが中間管理職ってものなのだろう。
売り上げを立てても、もっと売るために上手くやれ、売り上げが立たなければ当然叱られる。
部下は部下で売り上げが立たなければ暇で何もしない。売り上げが立てば疲れた、休みが欲しい、給料を上げて欲しい。

そういう負のスパイラルが日本の会社の構造ではある。
それなりに売れてて、みんな幸せなら良いじゃんってのはない。
お金をもっと欲しい、もっと働いて、もっと売って。

そういうのは嫌だけれど、やっぱりオレも金が欲しい。
人並みの家に住んで、人並みに服や好きなものを買って、人並みに外出して、車くらい所有して。

それなりの幸福も欲しいけれど、せめて人並み。
人並みをしようと思うと、負のスパイラルの中に生きるしかない。

ーーー

いくつかの悩みがあるのだが、文を書く悩みってのがここ一年ばかりある。
馬鹿正直に何でも書くな。
大人になる程言われる。

たしかに歳を取るごとに分かったが、多くを語ってロクなことはない。
足元をすくわれることになる。
或いは人に嫌われたり、マイナスの評価になることがある。
言葉を外に出すっていうのは、マイナスのことがたくさん起きることでもあり、それが形として残るというのは厄介なことでもある。

ーーー

それでも、文を書いて、誰かに読める形にするってのはとても大事なことだ。
言葉を人と闘わせることは大事なことだ。

昔、小説を熱心に書いていた頃、それを思った。
作家でごはんというアマチュア小説書きたちが作品を投稿するサイトがあるのだが、そういうところに定期的に投稿していた。
基本的に作品を投稿するってのは、誉められることもあれど、否定されることもある。否定されずとも、一生懸命書いたものが自分の思っていたほど評価されないってことはとても悲しいことだ。

そういう意味では今みたいに何か書いても、誰に読ませるでもなく、そうしているうちに段々と書かなくなり、書かなくなれば上手く書けなかったという悲しみもなく。

悲しみのない世界は平和だろうか。
少なくとも悲しみはない。
悲しいことになるかもしれないリスクがない。

ただ、そういう日々には何もない。

ーーー

嘘つきのことを考える。
馬鹿正直に言葉を出さないで、嘘をつく人間のことを考える。

自転車業界には嘘つきが多い。
メーカーを始め、ショップ、自転車愛好家なんかも何故か嘘つきが多い。
巡航速度40kmとか明らかに分かる嘘をつく自転車愛好家から、高いものを使えば速くなるだとか、実際には自分も使ってないものを良いと言ったり、良いと思っていないものを売ったり、そういう人間が多い。
仕事としてやっているからどうしたって売らないといけないという都合がある。

真っ赤な嘘ならまだ良い。
嘘だと言える。

悪質なのは嘘でもないけれど、真実でもないことを言うということだ。
この手のことがものすごく多い。

そうやって指摘すると、
ーーじゃあ、何が嘘なんだい? 具体的に言ってくれ。
などという話になる。

そういう時に、こいつらには良心とか正直な心、道徳心みたいなものがないんだろうか、と思う。

たいていどの業界でもそういうことはありふれていて、具体的に指摘できなくてブツブツ言っていると負け犬ということになる。

ただ、負け犬だから勝ち犬だか知らないが、人を騙したり、嘘や嘘みたいなことを言って自分の利益を取る人間なんてのは長い目で見て絶対いいことにならないと思うのだが、今のところ僕よりは良い生活をしている。
長い目で見てどうなるんだか知らない。
もしかすると、僕は自分で分かっていないだけで彼らよりもずっとひどい嘘つきで、怠け者なのかもしれないから、もっとひどい生活が待っているのかもしれない。

ーーー

良い仕事って何なのか。
単純に人の持っていないものを提供できるかどうかってことになるんじゃないだろうか。
自転車屋なんて仕事なら、お客さんは自転車に関しての詳しい知識、経験を持っていなくて、それを求めてくる。それを提供できるかどうかだろう。

嘘でも人を満足させることは出来なくもない。
だけど、嘘ってのはやっぱり嘘なのだ。
嘘を本当にしてしまうってのも一つの方法かもしれないけれど。
それでも、嘘は嘘だろう。

嘘が正義で得する世界は僕は遠慮願いたい。
あるいは僕こそが嘘なのかもしれないが。

そんなこんな。


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posted by ちょろり at 23:16| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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